石川県珠洲市
蛸島早船狂言 附早船 1隻(附属船具・伝馬船を含む。)、木偶 9個
基本情報
| 文化財の分類(出典の記載) | 県指定無形民俗文化財 |
|---|---|
| 指定日(出典の記載) | 1996/9/14 |
| 所在地 | 石川県珠洲市蛸島町石川県珠洲市蛸島町レ138 蛸島早船狂言保存会高倉彦神社 |
| 概要・説明(出典の記載) | 蛸島早船狂言は珠洲市蛸島町に鎮座する高倉彦神社の秋祭(9月11日)の夜、境内の舞台において蛸島町の青年が行う地狂言である。舞台は神社の拝殿の前方にあり、その下手に長さ4.40メートルの和船(早船と称し、船名を人力丸という。桐材で総漆塗)を飾る。船は枠台に載せて船底より下に波模様の幕をめぐらし、船上には船旗(三つ柏の神社紋)を立て、船頭・とも取・水夫(かこ)の木偶を据え、さらに、チョロコと呼ばれる長さ1.66メートルの小さな伝馬船を載せる。9月11日には本祭で神輿と16基のキリコとが町内をまわり、夜になって入り宮し、祭典後に舞台にて狂言を始める。まず口上人が舞台の前方に着坐し、神社に向かい拝礼してから早船由来口上書を読み上げる。その一節ごとに世話方が拍子木打ちをして調子をとる。読み終えると拝礼して退く。次に”土手の提灯吉原がよい”という出歌とともに船頭があらわれる。長右衛門という美男子で紋付羽織の着流し姿にて蛇の目傘をさし、遊里通いの態よろしく進み出る。傘を捨てて日の丸の扇子を開き、とも取を呼び出す。とも取は猿之助という勇み肌の男で花模様の派手な祭礼用のどてらを着る。この船頭・とも取の両者が舞台前方にならび立ち、拍子木にあわせて、手ぶり・足ぶみ掛け合い問答を続ける。その問答は芸者に熱を上げ天候にかこつけて船出を渋る船頭をとも取がやりこめて出船するという筋で、最後は”とも取れ かこ衆”で始まる入り歌にて両者が後ろ向きとなりトントンと足ぶみしつつ退場してめでたく狂言を終える。以上の45分間の熱演である。 早船狂言は近世に漁業や交易で栄えた蛸島が、当時流行の歌舞伎や歌曲を古い早船行事に取り入れて特徴のある狂言を始めたものと思われ、芸能史上すこぶる注目されるのである。また、能登地方では地狂言が広く行われたが、現在は絶えて久しい。この意味においても早船狂言はきわめて貴重であり、かつ、地方的特色の顕著なものと認められる。 / https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/minzoku/k2-5.html#hayafune |
| 出典(提供元) | 石川県(有形以外) |
| 出典データの更新日 | 2025-11-26 |
| 地図 | 未確認 |
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出典: いしかわオープンデータカタログ 文化財一覧(石川県の県内全域の一覧・金沢市を除く県内18市町の一覧)(2026年8月13日出力・2026年10月31日取得)を加工して作成。ライセンス: いしかわオープンデータカタログ利用規約(CC BY 4.0 と互換)。記載内容に誤りや変更がある場合はお問い合わせください。