石川県金沢市

絹本墨書薄木版下絵詩歌 (和漢朗詠集)巻

基本情報

文化財の分類(出典の記載)県指定有形文化財
種類(出典の記載)美術工芸品
指定日(出典の記載)1987/1/14
所在地石川県金沢市出羽町 2ー1 石川県立美術館
概要・説明(出典の記載)光悦(永禄元年~寛永14年、1558~1637)は、室町時代以来、刀剣の鑑定・研磨・浄拭を業としてきた本阿弥家に生まれ、趣味豊かな文化人あるいは芸術家として知られている。元和元年(1615)大坂の役後、徳川家康から洛北鷹峯に広大な土地をもらいうけ、一族の者や工芸の職人たちをひきつれ移り住み、いわゆる芸術村をつくり、寛永文化の重要な荷担者となった。さて、能書として高い評価をうけた光悦独特の様式美は、慶長年間、宗達下絵といわれる金銀泥を用い描かれた美しい料紙の上に、古今和歌集あるいは新古今和歌集などを大らかでゆとりのある書体で、余白を生かし、下絵と文字とが一体となって調和した華麗な装飾美を完成させたことでしられている。これらの和歌巻には、ほとんど年紀は記されていないが、寛永年間に入ると、奥書に年紀と光悦の行年書きをもつものが多くなり、また、歌も朗詠集があらわれている。この詩歌集は、奥書に『寛永三年九月 日鷹峯山大虚庵 歳六十九(光悦印)』とあり、寛永年間の年紀の記されている中で、最も早いもののひとつで貴重である。絹本に薄と忍草のおりなす群を、数種の木版を用いて組み合わせ、反復し、横へと連続する。版木から絹を離す際に自然に生じる金泥のムラムラとした濃淡の効果は、琳派特有の『たらし込み』を思わせる。空間や余白の生かし方がすばらしく、微妙に光る金の輝きが魅力的である。また、書かれている和漢朗詠集の書体は、濃墨を用い、筆端のとがったかすれるような、光悦晩年の老枯の味わいがある。製作年代の判明することや、寛永期の光悦の書体を知るための基準作の1つとして、光悦編年の上で重要なものである。 / https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/syoseki/k-2.html#sankatei
出典(提供元)石川県(有形文化財等)
出典データの更新日2025-11-26
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出典: いしかわオープンデータカタログ 文化財一覧(石川県の県内全域の一覧・金沢市を除く県内18市町の一覧)(2026年8月13日出力・2026年10月31日取得)を加工して作成。ライセンス: いしかわオープンデータカタログ利用規約(CC BY 4.0 と互換)。記載内容に誤りや変更がある場合はお問い合わせください。