石川県金沢市

飴釉手付水指

基本情報

文化財の分類(出典の記載)県指定有形文化財
種類(出典の記載)美術工芸品
指定日(出典の記載)2000/10/24
所在地石川県金沢市橋場町2の17 大樋美術館
概要・説明(出典の記載)初代大樋長左衛門(1630-31~1712)は、河内国土師村の出身で土師氏23代目と伝え、明暦2年(1656)、京都に出て二条瓦町(河原町)に住む。加賀藩5代藩主前田綱紀の茶堂茶具奉行である裏千家4代仙叟宗室(1622~1697)が、寛文6年(1666)、京都から金沢へ出仕した折、長左衛門もちゃわん師として同道し、河北郡大樋村(現金沢市大樋町)に窯を築いた。本品は、肩から胴にかけ波状の箆目を力強くめぐらせ、胴の一方に太い注口、平らな肩には、太く大きな把手を設ける。蓋は共蓋で、海老の形をした摘みを装飾的に付ける。底を除き透明感のある飴釉が厚くかかり、滑らかによく溶けている。初代大樋長左衛門の水指は、変化に富んだ器形のものが多く、この水注形の水指もそのひとつである。また力強く豪快な作行きは、初代大樋長左衛門の特長が遺憾なく発揮され、代表作の1つに数えられる。内箱の蓋裏には、江戸時代中期の金沢の茶人湯川一井庵が、「宗室上京の砌吾をしたハんにハ/此水さしを見よかし予も又/汝をなつかしく思ハん時は是を見るへしと今一つをいへつとに/せられし由元祖長左衛門申遺せしと/四代目勘兵衛か物語にまかせて記 一井庵 不言斎(花押)」と、この水指のいわれを記している。これによれば、仙叟宗室が金沢を去るにあたり、同じ水指を2個焼かせ、互いに1個ずつ分け持ったことがわかる。本品は、初代大樋長左衛門の作品の中でも、作行きが極めてすぐれており、また大樋と宗室の関係を示すものとして重要である。 / https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/kougeihin/k-17.html#k-17-1
出典(提供元)石川県(有形文化財等)
出典データの更新日2025-11-26
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出典: いしかわオープンデータカタログ 文化財一覧(石川県の県内全域の一覧・金沢市を除く県内18市町の一覧)(2026年8月13日出力・2026年10月31日取得)を加工して作成。ライセンス: いしかわオープンデータカタログ利用規約(CC BY 4.0 と互換)。記載内容に誤りや変更がある場合はお問い合わせください。