石川県金沢市

金沢瑞泉寺文書 附黒漆塗長持・御用箪笥

基本情報

文化財の分類(出典の記載)県指定有形文化財
種類(出典の記載)美術工芸品
指定日(出典の記載)2021/1/29
所在地石川県金沢市玉川町2の20 金沢市立玉川図書館近世資料館
概要・説明(出典の記載)瑞泉寺は戦国時代、加賀国石川郡における有力寺院であった押野村上宮寺を起源とし、江戸時代に入って金沢に移転した浄土真宗東方の寺院である。寛永10年(1633)、越中の井波瑞泉寺から住職を迎えたとき寺号を瑞泉寺と改めた。享保14年(1729)には金沢安江木町の専光寺と並んで浄土真宗東方の触頭役に加えられ、共に加賀国金沢・石川郡・河北郡及び能登国羽咋郡押水分の触下寺院の支配にあたった。 本文書は、江戸時代中期から明治時代前期までの古文書が大半を占め、触頭文書と自坊文書に大別される。触頭文書は、瑞泉寺が務めた触頭役に関する文書であり、江戸時代中期以降、黒漆塗長持や御用箪笥などに収めて、専光寺・瑞泉寺両寺院に金沢材木町の善福寺を加えた金沢の触頭三ヵ寺の間で持ち回られ、廃藩時に瑞泉寺の手元にあったものが、現在まで保管されている。自坊文書は瑞泉寺が金沢に移転したのち作成された個別寺院経営に係る文書である。 触頭文書のなかでは、触下各寺院から提出された各種書類が一括して保存され、加賀藩・東本願寺からの下達文書及び触下への取次書類も多数残り、藩の寺院政策や東本願寺の教団統制の具体が記されている。触下寺院からの申請・届出類などから寺院支配の実情を知ることもできる。特に文化13年(1816)の五尊宝物等改帳は触下寺院の大半が残っており貴重である。 自坊文書については、瑞泉寺の報恩講や本堂再建の托鉢、住職・家族の日常生活における交際・家計に係る文書が多数残り、瑞泉寺の檀家に関する文書群もある。菓子・呉服・料理・貸本など多彩な嗜好品の通帳や引札、領収書類からは触頭寺院の豊かな消費生活を窺うこともできる。 本文書は、藩政期における加賀藩の寺院支配や近世真宗寺院の実態を知る上で、質・量ともに優れた史料であり、金沢城下町の生活文化に関する情報も豊富であることから、有形文化財として指定し、その保存を図ることが必要である。 / https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/rekishishiryou/k-19.html
出典(提供元)石川県(有形文化財等)
出典データの更新日2025-11-26
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出典: いしかわオープンデータカタログ 文化財一覧(石川県の県内全域の一覧・金沢市を除く県内18市町の一覧)(2026年8月13日出力・2026年10月31日取得)を加工して作成。ライセンス: いしかわオープンデータカタログ利用規約(CC BY 4.0 と互換)。記載内容に誤りや変更がある場合はお問い合わせください。