石川県金沢市

天徳院山門 附棟札1枚

基本情報

文化財の分類(出典の記載)県指定有形文化財
種類(出典の記載)建造物
指定日(出典の記載)2007/12/25
所在地石川県金沢市小立野4-4-4 天徳院
概要・説明(出典の記載)天徳院は、元和9年(1623年)に加賀藩3代藩主前田利常が、正室珠姫菩提のため建立したものであり、明和5年(1768年)2月1日庫裏より失火し伽藍の大半を焼失したが、山門は災を免れた。現在その当時の建物として残っているのは山門のみであり、伽藍建立当初の唯一の遺構として貴重である。山門は入母屋造り、平入り、本瓦葺の建物である。3間1戸の2階二重門で、禅宗様と和様の折衷様式となっている。両脇に桁行2間、梁間1間、切妻造り、桟瓦葺の山廊がつく。石製礎盤上に粽付き円柱をたて、柱上に頭貫・台輪を通して先端を木鼻とし、組物は和様、平三斗組を詰組に配する。1階は中央1間を通路とし、前面両脇に一対の仁王像を安置する。屋根は二軒平行繁垂木。正・背面の中央柱間の位置に虹梁を架し、内部は格天井を張る。2階の屋根は扇垂木、組物は禅宗様、出組である。4周には切目縁をめぐらし、逆蓮柱の高欄をたてる。なお、建物に安定感を与えるため、中央柱間は1・2階とも同一寸法にとり、2階の両脇柱間の寸法をせばめている。また、棟札によれば、元禄6年(1693年)10月10日上梁、工匠山上伊左衛門吉永、安田善次郎正納となっている。山上伊左衛門吉永は前田家御大工として数々の名建築を残した名匠山上善右衛門嘉広の子であり、天徳院山門は、善右衛門の遺風をよく伝えている名作である。以上のことから、天徳院山門は江戸時代中期の貴重な遺構としての価値が極めて高く、両脇2間の山廊と合わせて有形文化財に指定し、その保存を図ることが必要である。なお、この棟札は附とする。 / https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/kenzoubutu/k-18.html#k-18-1
出典(提供元)石川県(有形文化財等)
出典データの更新日2025-11-26
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