石川県金沢市

蒔絵亀図鞍・鐙

基本情報

文化財の分類(出典の記載)県指定有形文化財
種類(出典の記載)美術工芸品
指定日(出典の記載)2012/9/21
所在地石川県金沢市出羽町2の1 石川県立美術館
概要・説明(出典の記載)本品の作者は、清水九兵衛(1688年没)と伝えられている。清水九兵衛は、号を柳景といい、寛文10年(1670)に加賀藩3代藩主前田利常に江戸から招かれて、五十嵐道甫と共に加賀蒔絵の基礎を築いたすぐれた蒔絵師である。本品は永らく前田家に伝来し、重要文化財「和歌浦蒔絵見台」と並び、清水九兵衛の代表作として古くから知られていた名品である。 鞍の前輪と後輪は、尾の長い大小の「蓑亀」を黒漆地に金の高蒔絵で生き生きと描き、顔や甲羅などの細部は付描でさらに緻密に仕上げた優品である。蓑亀とは、甲羅に藻が付着し、蓑を着たように見える亀のことで、蓑は雨風から身を守るところから厄除けを意味する吉祥文の一種であり、亀は長寿の象徴であるところから、工芸文様の好題としてよく用いられる。 鐙はくぼみを一か所に設けた片笑の形式で、鳩胸から笑にかけての豪放な意匠と巧みな技法は、鞍と同じである。内面にはきわめて荒い刑部平目粉を置き、装飾的効果を高めている。 鞍の居木の裏側には「貞享三年(1686) 三月日 (花押)」と鞍工のものとみられる刻銘がある。 使用された形跡は見られないが、5代藩主前田綱紀(1643年生1724年没)の所用と伝えられており、鞍銘の年代と矛盾はない。 このように、蒔絵亀図鞍・鐙は、清水九兵衛の作品としては珍しく豪放な趣を見せながら、精緻で格調高い作風が如何なく発揮された貴重な作品であり、文化財的価値は高く、有形文化財に指定し、その保存を図ることが必要である。 / https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/kougeihin/k-22.html#k-22-2
出典(提供元)石川県(有形文化財等)
出典データの更新日2025-11-26
地図地図で位置を確認する(外部サービスへ移動します)

このサイトは石川県と県内市町が公表した文化財一覧の事実項目を整理したものです。見学できるか、公開されているか、立ち入れるかは出典で確認できないため断定していません。個人や団体が所有・管理する文化財もあるため、訪れる前に所在する市町の案内でご確認ください。所有者・管理者の氏名は掲載していません。

金沢市の他の文化財

石川県金沢市の一覧(240件)を見る

出典: いしかわオープンデータカタログ 文化財一覧(石川県の県内全域の一覧・金沢市を除く県内18市町の一覧)(2026年8月13日出力・2026年10月31日取得)を加工して作成。ライセンス: いしかわオープンデータカタログ利用規約(CC BY 4.0 と互換)。記載内容に誤りや変更がある場合はお問い合わせください。