石川県小松市

那谷寺大悲閣鰐口

基本情報

文化財の分類(出典の記載)小松市指定文化財
種類(出典の記載)工芸品
指定日(出典の記載)2007/11/3
所在地石川県小松市那谷町なし那谷寺 那谷寺
概要・説明(出典の記載)鰐口とは、寺社の拝殿前の軒下に吊り下げられる法具の 1 つで、前面に垂らされた布綱を振って打ち鳴らし、誓願成就を祈願する。下辺に大きく開いた口の形からその名があるといわれている。 本件は、那谷寺本堂大悲閣の向拝の上に吊り下げられた青銅製の鰐口で、面径 40.5㎝、中心厚 15.5 ㎝、口の開き 1.2 ㎝、重さ約 20kg を計る。裏面に「慶安貮に年六月吉日/大工/藤原朝臣/宮崎豊後守/吉綱/御奉行青木新右衛門 尉/堀部小左衛門尉」の銘が刻まれている。宮崎彦九郎 吉綱(1586-1657)による慶安 2 年(1649)の作である。 宮崎彦九郎吉綱は、能登中居(現在の穴水町中居)の鋳物師で、前田利常・光高・綱紀(利常後見)の治政時代、加賀藩お抱えの鋳物師として重用された。裏千家の流祖である仙叟(宗室)と親交が深く、仙叟好みの茶の湯釜などの名品を残した宮崎義一(初代寒雉)の父にあたる。鋳物師「吉綱」銘を刻むものとしては、那谷寺三重塔露盤、羽咋市 妙成寺 五重塔露盤が知られる(那谷寺三重塔・妙成寺五重塔は重要文化財に指定されている)。 石川県下で鋳造された中世から近世の鰐口で、現在県内で確認される鰐口は 11 口を数える。とりわけ本例は、作者及び製作年代の銘が刻まれており、吉綱が鋳造した近世初期の鰐口資料として、極めて貴重である。
出典(提供元)小松市
出典データの更新日2025-11-27
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出典: いしかわオープンデータカタログ 文化財一覧(石川県の県内全域の一覧・金沢市を除く県内18市町の一覧)(2026年8月13日出力・2026年10月31日取得)を加工して作成。ライセンス: いしかわオープンデータカタログ利用規約(CC BY 4.0 と互換)。記載内容に誤りや変更がある場合はお問い合わせください。