石川県小松市

牧姫塚の五輪石塔

基本情報

文化財の分類(出典の記載)小松市指定文化財
種類(出典の記載)建造物
指定日(出典の記載)1965/11/3
所在地石川県小松市牧口町ハ58番地
概要・説明(出典の記載)五輪塔とは、古代インドにおいて宇宙の構成要素と考えられた空・風・火・水・地の五つを表す塔である。下から方形の地輪、円形の水輪、三角形の火輪、半円形の風輪、宝珠形または団形の空輪の五輪を積み上げて構成される。供養塔や墓標として、鎌倉以降多く作られるものである。 この石塔は、粟津温泉の東部・牧口町の水田地帯の中に残る中世墓で、地中からは石の箱に入った甕1点と土師器の小皿 14 点が出土している(甕は「加賀古陶」として別途市指定文化財となっている)。この墓は牧姫塚と呼ばれ、皇女牧姫がこの地に流され、死後築いた塚に都から下賜された石仏を立てたとの伝承がある。また石塔の周囲には火輪・空風輪各一点、灯籠一対、明治 10 年に建てられた石標が存在する。 五輪塔の総高は 93 センチメートル、幅は最も大きい地輪で 45 センチメートルである。水輪には三体の坐像が浮き彫りされており、像容は不明だが主尊と脇侍からなる三尊像とみられる。 この塔は花崗岩の同一石材が用いられ、完形のものとみられる。県内の五輪塔は、材料の入手しやすい安山岩や凝灰岩が使われることが多く、この石塔は花崗岩製石塔の分布の中心である近畿地方から搬入された可能性が高い。製作時期は 14 世紀の前半~中頃とみられ、被葬者は在地領主に連なる有力者、または僧侶とみられる。
出典(提供元)小松市
出典データの更新日2025-11-27
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出典: いしかわオープンデータカタログ 文化財一覧(石川県の県内全域の一覧・金沢市を除く県内18市町の一覧)(2026年8月13日出力・2026年10月31日取得)を加工して作成。ライセンス: いしかわオープンデータカタログ利用規約(CC BY 4.0 と互換)。記載内容に誤りや変更がある場合はお問い合わせください。